2019年11月15日金曜日

小学生の国語の勉強法

小学生の低学年で国語を教えてほしいという要望がよくあります。さすがに小説を読んでくださいと言うわけにもいかないので、最初は漫画でも絵本でも自分が読みやすいものから実際に読んでみるというのが良いと思います。


ストーリーの展開や登場人物の心情理解などが読んでいくうちにわかってくると、読むことが楽しくなってさらに読んでみようと思ってくれれば第一段階は合格です。


文章がある程度読めるようになったら、次は設問の解法に移ります。問題の傍線部の前後2,3行を読んでみるとだいたい答えが書いてあることが多いので、これだと思うものを書いてみましょう。


答え方にも注意事項があり、理由を聞かれたら、語尾は「~なので」や「~だから」で終わることや、どんなもの、ことでしょうと聞かれたら、「~もの」「~こと」で答えましょう。


まずは教科書準拠のワークで問題に慣れていって、様々な分野(物語、小説、随筆、説明文、評論文など)の文章を一通り読んで、それぞれの答え方を覚えていきます。


そこまでできれば学校のテストはできますが、さらに上の読解力をつけていくには実力問題を数多く解き、未知の文章が出てきても対応できるようにしていきます。


このような感じで、文章が苦手な生徒様でも少しずつ慣れていってもらっています。国語力がないと他の教科の問題文も読めなくなります。来年度から実施されるセンター試験に代わる共通テストはとにかく文章読解能力と表現力が求められますので、若いうちに国語の力をつけておくことはとても重要だと考えています。

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