2019年11月30日土曜日

宿題はどこでやるのか

本日、体験授業をした生徒様がすでに塾に通われていて、学校の宿題をそこの塾でやっているという話を聞きました。


とても信じられないことでした。百歩譲って、宿題を一通りやった上でわからない部分だけを的確に質問するのなら理解できますが、そうでないとしたら何のために高い授業料を払って塾に行くのでしょうか。保護者様の気持ちを考えると心が痛みます。


もし、家庭で誘惑物に負けてしまって本当に宿題ができないとしたならば、図書館でもいいですし、塾の自習室でやればいいだけの話です。授業時間に宿題をやったり提出物をやったりするのは理解できません。


家でやるべきこと、塾でしかできないことの区別をしっかりつけてやっていくことが賢明です。なので、自分でできない子は授業時間以外に塾をうまく利用して乗り切りましょう。

2019年11月29日金曜日

気持ちを切り替える

テストが終わったばかりですが、テスト直しは最低限やるとして、それ以上のことはしなくていいし、できなかったことを悔やんでも仕方ない。


マイナスのことばかり言う生徒がいるのですが、結果は結果として受け止めて次に何をしていくのか真剣に考えなければなりません。テストが終わったその瞬間から次のテスト勉強が始まっていると考えなければ結果が好転することはありません。自分自身に文句を言っているくらいなら計算の一つでも解いた方がましです。


これから冬休みに向かっていくわけですから、何をするかは自分次第。考えることによって行動に反映され、それが結果につながる。過去は変えられないから、気持ちを切り替えてやっていってほしいと思います。

2019年11月28日木曜日

テスト返却

テストが続々と返ってきています。塾としては聞き取りをしっかりして反省する部分はしてもらい、次にどうしていくのか話し合います。


開校してまだ1か月ですので、それほど変化があったかと言われればないのですが、一人だけ前回のテストよりも合計で80点以上上がった子がいます。もともと上位2割~3割くらいの子なのですが、テスト前の土日は1日8時間くらい勉強したと言っていました。中学生で8時間はちょっとやりすぎな感もありますが、頑張ったと思います。次回の課題は直前にまとめてやるのではなく、平常時から少しずつ分けてやっていけば、仮に1日1時間ずつやったら1週間でできるので、テスト前に無理して本番で体調崩してもいけないですから体調管理も実力のうちという考え方を持ってもらいました。


横ばいの子もいますし、1年生などは平均点も下がってくるので下がってしまう子もいます。ワークは同じものを使っていますし、指導法も生徒によって差別したり贔屓したりすることはありませんので、何が違うのかというとズバリ本人のやる気だけです。塾はそのやる気を上げるように導いているのですが、出すか出さないかは本人次第になってしまいます。塾が何かすごいことをするわけでもない。


結局のところ本人が点数を上げたいって強く想えることが成績を上げる唯一の方法なのだと思います。塾はきっかけを与えるだけの存在であって、点数が上がれば本人の努力をめいいっぱい褒める、上がらなければ責任を取るだけなのです。


私はテストに対して常に勝負しに行っているので、この気持ちを少しでも感じていただいて、シンクロできる生徒が増えてくれることを望んでいます。

2019年11月27日水曜日

中学生の次は高校生

中学生のテストが終わったら、次は高校生がテスト週間です。


赤点は取らないことを前提として、指定校推薦でも狙わない限り、高校の定期テストの重要度は低めです。定期テストで唯一のメリットがあるとすれば校内で上位にいるという優越感が得られるとかモチベが保たれるくらいでしょう。


高校生にとっては全国偏差値が最も重要であり、定期テストは最低限だけやって、自分の勉強に時間を費やす生徒も少なくありません。時間は有限ですし、高校によっては補習など強制力の働くものがあるので、限られた時間の中で自分の勉強をするというのがとても重要なのです。高3に近づくにつれて自分の時間が減る傾向にあるので高2までに自分のやりたい勉強をしておくことが大切です。


例えば英語では高1のうちに速読英単語を3回通りやって、高2では構文150を3回通り、高3でネクストステージを3回、夏休みまでにセンター演習、赤本は秋からなど、学校の教材以外でどれだけ実力をつけられるのか、時期を区切って計画する必要があります。


高校生は中学生と違ってテストがあるから勉強するということはないので、自分のペースでやれることをやれるだけ頑張ってほしいと思います。

2019年11月26日火曜日

順位を上げるには

今日でテストも終わりました。やり切った子、悔いが残った子、その他色々な想いがあると思いますが、順位が返ってくるまでハラハラドキドキしている子もいるのではないでしょうか。


まず、順位というのは相対的なものであるということを忘れてはいけません。満点を取れば確実に1位ですが、そうでない場合はあくまで相対的なものです。自分だけが頑張ったつもりでも周りの努力など見ることができないので、実際はどうなるのかふたを開けてみるまではわからないのです。


ではどこで差をつけるのかというと、周りがやっていないときにやることです。これから冬休みに近づいていくとクリスマスや大晦日、正月、色々なイベントが盛りだくさんです。どんな優秀な生徒でも一年中気を引き締めているわけではありません。その隙をつくことができるかどうかで順位は変わってきます。


よく間違っているなあと思うのがテスト前にたくさん勉強してなんで順位が上がらないんだと思っている子です。原理を言うと、テスト前までについてしまった差をテスト週間のわずかな時間で逆転することはまず不可能に近いからです。日常からコツコツ頑張っている子は当然テスト週間もやります。それを普段からやっていない子が少しだけ頑張ってもダメだということです。そのことに気づかない限り急に順位が上がることはありません。本気で順位を上げたかったら、イベントごとなどで周りが油断している時をきちんとチャンスだと捉えることができるかどうかです。


中学までは勉強時間に比例して成績は上がる傾向にありますので、その時間をどこで作っていくのか、周りとの兼ね合いはどうなのか、しっかり考えてほしいと思います。

2019年11月25日月曜日

塾への依存度

明日でテストも終わりですが、開校して初めての定期テストとしては、私と生徒の間でかなりの温度差があると感じました。


日曜日なども教室を開けて待機しておりましたが、誰一人来なかった。これはまだまだ授業回数も少なく、私の働きかけが不十分ということもあり、塾への依存度が低いことを意味しています。勉強がどれだけ嫌いであってもテスト前に塾を頼ってもらえるような信頼関係構築を急がないといけません。


テストが終わると遊びすぎる生徒がいますので、まずは継続しての勉強を促すために自習室の利用を増やしていきます。家から近いということはとてもメリットだと思うので、学校帰りに宿題をやるのでもいいし、先生にあてられた問題の質問でもいいですので、気軽に塾に寄ってほしいと思います。


昔はお盆も正月も関係なく熱意のある生徒の要望で教室を開けたものです。まずはそこを目標として、依存度を高めていけたら良いと思います。

2019年11月23日土曜日

今日はテスト対策

今日はテスト前の最後の土曜日ということで午後から長時間テスト対策を行いました。


5教科のテスト範囲のプリントをひたすら解く。そして答え合わせをして、間違えた問題を覚えなおす。これを延々と繰り返す。集中力の限界があるので切れた生徒から帰ってもらう。中には予定時間よりも早くから来てやっている子もいました。また、追加でプリントが欲しいという生徒もいました。


テスト前はやはり本人の努力次第です。目標に向けて、限られた時間の中で何をすべきか自分で考えて実行する。自分の限界は自分でしか決められないので、要は気持ち次第ってことですね。


本番で良い結果が出ることを祈っています。

2019年11月22日金曜日

テスト前はとにかくポジティブに

テスト前になるとやればやるほど不安になったりするものです。
本番でできなかったらどうしようとか、やった問題が出なかったらどうしようとか緊張のあまり頭が真っ白になったらどうしようなど様々です。


なので、あと何問解いたら何点上がるなどプラスに考えていった方が良い結果を望めます。100点を取らなければいけないとか、変なプレッシャーは必要なく、自分の努力した分だけ点数に変わると自分に言い聞かせ、とにかく自信を持つことです。


結果はどうであれ、やったらやった分だけ見えるものも多いはずです。やらなければ見えるものも見えてこない。次の行動に移せない。定期テストで失うものは何もないのでとにかくポジティブに考えてやっていきましょう。

何歳から塾に通うのか

本日は年長のお子様を持つ保護者の方から問い合わせをいただきました。


私の経験上、一番若い生徒様からの問い合わせになります。受け入れることはできますが、何を目的に塾に通うのかが重要になると考えます。色々な需要がありますので、例えば将来有名進学私立中学に受験で合格したいから小さいうちから勉強の習慣をつけさせるとか、普段の学校で平均的な学力をつけたいなど様々です。


流石にこの年齢ですと生徒様の意志で将来の目標とかは考えられないので、保護者様がレールを敷いてあげる必要があります。そのレールに乗って努力すればマイナスになることはまずありません。


そして何よりも保護者様が子供の教育に関心を持っていることが一番大事です。これさえあれば、塾はどれだけでもサポートすることができます。なので、実際は何歳から塾に通うのかというのは何歳からでもよく、必要になったその時からというのが正解になります。

2019年11月20日水曜日

テスト前の勉強

最近、生徒を見ていて、テスト前にならないと勉強をしない子が多いなって思います。
普段は全くやっていないのに、この時だけたくさんやる感じです。
やらないよりは良いのでしょうが、効率を考えると良くないなって思います。


なぜなら、時間は皆に平等に与えられているので、テスト週間より前についてしまった差を埋めるには時間が足りないということになります。普段から学習できている子は当然テスト前にも勉強をします。このことに気づかないと一向に順位を上げることができません。


これは何もテスト前だけのことではなく、夏休みとか冬休みなどの復習期間でもそうですし、長い目で見れば受験なども一緒です。どこで時間を作って差をつけに行くのかを考えなければ、ずっと同じ平行線のまま推移していくことになるでしょう。


今回のテストが終わったら、その辺をしっかりと考えてもらうように働きかけていきたいと考えております。

2019年11月19日火曜日

テスト勉強の質を考える

連日、自習生でにぎわっておりますが、ただ塾に来てテスト勉強をするというのはどうなのでしょうか。


今まで塾に通っていない子が塾に通うようになって勉強時間が増えたのであればプラス材料だと思います。


また友達と一緒に来るなどはきっかけでしかなく、自分のやるべきことを理解してやるのであればいいのでしょうが、ただ何となく勉強しているつもりだと効果が薄いのではと思ってしまいます。


問題はテスト後の結果です。ただ時間だけ増やしただけで結果が出なかった場合は集中力や勉強の仕方を真剣に考えなければいけません。その瞬間だけ考えても意味がないので、長いスパンで考えて継続して勉強をしていくことの大切さを考えてみましょう。


本来はテスト前から、ある程度の目測を立てて、これくらい勉強したらこれくらいの点数が取れるということがわかっていれば一番良いのです。

2019年11月18日月曜日

テスト週間突入

今日からテスト週間に入りました。部活動もなくなり、時間に余裕が出ますので、ここから頑張ろうという人も多いでしょう。確かにこの1週間をがんばればテストではよい成績を残せるのかもしれません。しかし、本当の実力というのは日々の努力でしかつきませんので、ここでの頑張りをぜひとも継続していただきたいと思います。


今日はたくさんの自習生が来ました。提出物の進みはそれほど悪くないように思います。今回はテスト範囲が狭いので前回のテストの復習も出題されると書いてありました。提出物は早めに終わらせて、テスト勉強を如何にたくさんできるのか、集中力の勝負となりますので、頑張っていただきたいと思います。

2019年11月17日日曜日

高校生の日常

本日、高校1年生の体験授業をしました。


決して頭が悪いわけではなく、才能もあるのに、学校の授業についていけないと言っていました。理由はどこにあるのか考えてみました。家で予習を1分もしないということでした。なぜ予習をすることができないのか、その原因はスマホ依存症ということで、1日平均5時間画面と向き合っているそうです。


私は全てを勉強に回せとは思いません。5時間のうち3時間だけでも勉強に費やしたら、いったいどれだけ英単語が覚えられることでしょう。3時間もあったら30個どころではありません。他の教科でも公式や語句がいっぱい覚えられます。


時間は有限です。努力は無限です。限りある時間の中でどれだけ努力できるかで将来が変わってきます。そのことをしっかりと考えてもらって、これから何をすべきか、計画を立てて行動を起こしてくれたらよいなと思って説明をしました。私は言うだけ言ってあとは生徒様にお任せしてます。義務教育でもない高校生に強制しても意味がありませんので。

2019年11月15日金曜日

テスト範囲発表

本日、テスト範囲が発表されました。発表される前から提出物をほぼ終わらせていて範囲って何って子もいますが、まだまだ全員がそういう状態になっていないので、今後ももっと発破をかけていかないといけません。


通常授業では予習を進めていっておりますが、テスト範囲をほとんどの子が越えていますので、テスト週間は演習問題をひたすら解かせます。


教室には補助教材も充実しており、類題を数多く解いて、実際のテストでは見たことがない問題がないようにしています。かなり頭が良い子でも初見の問題はなかなか解けないか、解けても時間がかかってしまうものです。


理想を言うと、テストの問題を見たときに、この問題はたしかワークの38ページの左下の問題と一緒だと思えるくらい入念にやり込めると良いです。そうすれば高得点は間違いないでしょう。


テスト前はしっかり詰め込んでしまいがちですが、テストが終わって忘れてしまっては意味がないですから、継続して勉強をしていくことが実力をつける一番の近道であると理解させるように働きかけています。


今日もらったテスト範囲の紙に「小さなことを重ねることが、とんでもないところに行く、ただひとつの道」と書いてありました。かっこよすぎますね。私がこんなことを言ったら生徒に笑われてしまうかもしれませんが、偉大なメジャーリーガーのレジェンドが言ったのだから説得力がありますね。

小学生の国語の勉強法

小学生の低学年で国語を教えてほしいという要望がよくあります。さすがに小説を読んでくださいと言うわけにもいかないので、最初は漫画でも絵本でも自分が読みやすいものから実際に読んでみるというのが良いと思います。


ストーリーの展開や登場人物の心情理解などが読んでいくうちにわかってくると、読むことが楽しくなってさらに読んでみようと思ってくれれば第一段階は合格です。


文章がある程度読めるようになったら、次は設問の解法に移ります。問題の傍線部の前後2,3行を読んでみるとだいたい答えが書いてあることが多いので、これだと思うものを書いてみましょう。


答え方にも注意事項があり、理由を聞かれたら、語尾は「~なので」や「~だから」で終わることや、どんなもの、ことでしょうと聞かれたら、「~もの」「~こと」で答えましょう。


まずは教科書準拠のワークで問題に慣れていって、様々な分野(物語、小説、随筆、説明文、評論文など)の文章を一通り読んで、それぞれの答え方を覚えていきます。


そこまでできれば学校のテストはできますが、さらに上の読解力をつけていくには実力問題を数多く解き、未知の文章が出てきても対応できるようにしていきます。


このような感じで、文章が苦手な生徒様でも少しずつ慣れていってもらっています。国語力がないと他の教科の問題文も読めなくなります。来年度から実施されるセンター試験に代わる共通テストはとにかく文章読解能力と表現力が求められますので、若いうちに国語の力をつけておくことはとても重要だと考えています。

2019年11月13日水曜日

テストまで2週間切りました

最近、自習に来る中1が増えました。特に呼び出しをしているわけでもないのですが、自主的に来ることはとても良いことです。


何をやっているのかなと見てみると学校の提出物をやっています。テスト範囲はまだ出ていませんが、もう習っている部分をやっています。そんな生徒に今までテスト前にこれだけ早くから提出物を始めたことがあるのか聞いてみたところ、初めてだと言います。


前回のテストとの比較ではありますが、変化をすることはとても大変なことなのです。「大変」という漢字は大きく変わるという意味ですが字のごとくです。これで結果が出たら本人も自信につながりますし、さらに高みを目指して努力できると思いますので、テスト週間が終わったとしてもコツコツ続けてほしいなと思います。


まだまだ全員がテストという雰囲気になっていないので授業の中でしっかりと働きかけを行い意識を高めていきたいと考えています。

2019年11月12日火曜日

不登校の生徒について考える

最近の学校では不登校の生徒も多く、昔ほど珍しいことではではなくなりました。塾に問い合わせをいただくこともあり、少し考えてみます。


私は過去に何人も不登校の生徒を見てきましたが、うまくできる子、できない子がいます。愛知県の受験のシステムを知ったうえで、うまくやれる子は実際にいました。中2までの内申点は高校へ行かないので、中3になったら毎日学校に行って内申点を取り、学力は自宅で猛勉強してキープしていれば進学校へ行くことも可能です。


不登校の原因は人間関係、イジメ、精神的なものなど様々なのですが、現代の考え方ですと学校へ行く自由もあれば、行かない自由もあると思いますので、強制的にどうこうしろというものではありません。家にいながらでも勉強の仕方さえわかっていれば教科書を読み理解して学力を上げることもできます。かの有名なエジソンなんかは小学校に行っていませんでした。


日本は未だに学歴社会であることは言うまでもないのですので、将来のことをきちんと理解したうえで不登校を選択する自由もあることは周りの人間が理解しておいてほしいと思います。昭和の考え方ですと右へ倣えで、学校へ行かないことが悪だと決めつけている方もおられます。私は無理に行けとも言いませんし、情報をきちんと整理して自分が正しい行動をすればよいと考えています。周りの大人は正確な情報を与え最終的な判断を本人に委ねるのが一番だと思います。そして後悔だけはしないことを望みます。

2019年11月11日月曜日

講師募集中

開校から早1か月経とうとしています。連日の問い合わせで生徒様は増えてきているのですが、講師の応募がまだありません。


開校してすぐにバイトルに掲載を開始しておりますが、この時期は学生も動きにくいのでなかなか厳しいところです。


このままではこれ以上生徒様を受け入れることができなくなるので、小垣江町近辺で教育に興味がある方、未経験者でも丁寧に指導しますので、気軽に教室までお問い合わせください。


電話  0566-68-1115(月~土15時~22時)
メール sss.ogakie@gmail.com

2019年11月9日土曜日

高校入試について考える

本日、中3から問い合わせをいただきました。開校して間もないですし、この時期からの受験生は内申点もほぼ決まっており、合否結果の責任を取れないという理由から敬遠してしまいがちな塾も多いと思います。


私はその生徒様が今どのような状態で、これから先の限られた時間の中で何ができるのかだけを考えています。当日点が1点でも上がって合格する確率が1%でも上がるのであれば良いと考えているので、やれることを全部やって結果を待つのが使命であると思っています。


愛知県の場合、どの教科が一番点数を取りやすいのかと言えば国語なのですが、平均点も高く、文章読解能力を短期間でつけることは難しく、塾で教えられることと言ったら小手先のテクニックだけですので、効率は悪い。他の教科でいうと英語は時間をかけても点数を一番伸ばしにくいです。なぜならリスニング、自由英作文、長文読解、会話文と単語を知っているだけではほとんど点数が取れない問題ばかりが出題されるからです。

理科、社会は語句を覚えたらほとんどが記号問題ですので知っていたら点数が取れるので効率が良いです。また数学は大問1の計算問題で9点を取りに行けば中堅以下の高校であれば大概合格ラインに乗ります。


このような傾向と対策は本来、夏休みくらいから徐々にやっていくのが普通なのですが、時期が時期だけに時間が限られていますので、どのポイントを狙えば一番効率が良いのか考えて生徒様にあったプランを提案しなければなりません。それができるのが個別の良い部分でもあるので、1分1秒を無駄にせずに後悔のないようにやっていきます。



2019年11月8日金曜日

トイレ完成

本日、水道工事が終わり、ようやくトイレが使えるようになりました。


今までが不便すぎたのですが、当たり前のことが当たり前でないときに初めて人は考えるものです。


これをテスト前の中学生に当てはめてみると、テスト勉強をするのが当たり前になっている子は何も考えずにできますが、当たり前になっていない生徒の場合は、とにかくてんやわんやで、提出物に追われ、テスト勉強もしないままテストに突入してしまいます。


そこで結果がダメだった場合は次回どうするのか考えましょうよ。まずは点数が取れる子がどのようなやり方をしているのか考えた上で自分なりのやり方を考えて実践していきましょう。


大きな地震が来て電気が使えなくなったらどうしようかとか、考えてますよね。テストもそれと同じくらい自分の将来にとっては重要なことなのです。自分にとって嫌なことだからこそ物事を置き換えて考えてみるのは如何でしょうか。

2019年11月7日木曜日

定期テスト対策



当塾では定期テストの直前にテスト対策としてテスト範囲の5教科の演習をプリントを使って行っています。

参加は無料ですし、塾生ではない友達も一人まで誘って受講することができます。

しかしながら、これをやったからといってすぐに点数が上がるわけではありません。点数を取るための効率的なやり方を今から書きます。


テスト前までに学校の提出物を当然終わらせていなければ演習をやっても、初めて見る問題ばかりでは時間だけ余計にかかってしまい効果的ではありませんので、まずは提出物を全部終わらせて、かつ自分が間違えた問題は繰り返し覚えなおすなどテスト勉強をある程度行ってから演習をするとテスト前の確認の意味で効果的です。


要するにテスト前にどれだけ対策に時間がかけられたのかということが重要になってきます。中学生では勉強時間に成績は比例しますので努力を惜しまずに後悔のないようにやっていただけたらと思います。

2019年11月6日水曜日

反復練習が大事

本日、中学1年生の数学の体験授業を行いました。


比例と反比例の単元を進めていったわけですが、比例の問題ばかりが並んでいるところでは理解できているが、比例と反比例の問題が混じって出題されている部分ではどちらの問題なのか理解できていなかったのです。


このような子は小学生に多くいます。要するに単元のタイトルが出ているとそこの問題は全てその方法で解くというものです。例えば分数の掛け算と書いてあったら、文章題に出ている数字を単純に掛けるといった感じです。


これの何がいけないのかというと、公式や解き方は理解しても、どのような場合にこの公式を使うのかとか、文章をしっかりと読んで何を問われているのかをしっかりと理解せずに直感でただ問題を解いているからです。


当然、テストでは色々な問題が混じってランダムな順序で出てきます。それに対応していくには、問題の区別がしっかりできていることが大切です。


解決方法としてはとにかく類題をたくさん解くことに限ります。今日の子も初めは直感で公式を使っていましたが、こういう場合は比例の式で、またこういう場合は反比例の式でと丁寧に説明をし繰り返し問題を解いていったら、最終的には少しずつ理解できるようになりました。体験は1時間だけですので、まだまだ完ぺきではありませんが家での復習が大事だと伝えました。


塾ではきっかけを与えることしかできませんので、あとは本人がどれだけ反復練習ができるのかに限ります。今日やったことはその日のうちに復習するのが効果的であると思います。仮に忘れてしまっても復習することで思い出してくれればより深い理解に繋がると思いますので、繰り返し練習することが大事であると言いたいです。

2019年11月5日火曜日

合同の証明の仕方

中学2年生でやる気のある子が自習に来て早めに合同の証明の単元を予習しておきたいと言われたので、ポイントを踏まえて解説していきます。


証明の問題には穴埋め形式のものと白紙の状態から書く全証明のものがあります。


まずは簡単な穴埋め形式のものから説明していきます。
一番大事なことは対応する頂点の三角形を順番通りに書けたら終わりです。
問題の中には初めから対応する二つの三角形が書いてあるものがありますので、そのアルファベットの左中右の対応する順番通りに辺でも角でも書けば正解ということになります。これなら図形を見なくても解くことができます。
次に3つの式を見て、辺の式が3つなら、3組の辺がそれぞれ等しい。辺の式が2つと角の式が一つなら、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい。辺の式が1つと角の式が2つなら1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいという合同条件になります。要は式の数だけで条件がわかってしまうわけです。あとは問題文に合わせて合同な図形では対応する辺(または角)が等しいので結論に行けばいいのです。


穴埋めの問題であれば頭を使わなくても解くことができるので上記のポイントだけ抑えておけば誰でも容易に解けます。



次に全証明の問題について説明します。
まずは問題文を読んで結論を見つけましょう。そしてその結論の式を含む三角形を二つ見つけましょう。2つの三角形が見つかったら、上と同じように対応する頂点に気を付けて△〇〇〇と△□□□でという書き出しで初めて仮定から3つの式を考えていくのですが、この時に合同条件から逆算すると式が立てやすいです。文章を読んでも仮定から2つしか式が見つからない場合は、常識を使います。共通の辺や対頂角は等しい、中点は辺を二等分するので中点までの距離は等しいなど。見つけにくいものは外角や正三角形の60°と共通の角を足したもので同じにするなどですね。この辺は応用問題なので数学が苦手な人はできなくても大丈夫です。式が3つ出てしまえばあとは穴埋め問題と同じ要領で進めていくだけです。


証明の単元はみんなが苦手意識を持つところですので、差がつけやすい単元でもあります。ポイントを知っていたら意外と簡単じゃないかと思えるのもこの単元ですので難しいと先入観で思わずにやっていきましょう。

2019年11月4日月曜日

言葉に出すと具現化される

1週間授業をしてきて思ったことを書きます。


塾が初めての生徒様が多いのかもしれませんが、予習を中心に授業を進めていくと、よく考えもせずに「無理」とか「わからない」などのネガティブな発言を連発している子がいます。まあ予習をしているのですから難しかったり、わからなくて当然なのですが、それを言葉で発してはいけないと思うのです。


なぜなら、口に出してしまうとそれが現実のものとなってしまうからです。気持ちの問題といいますか、どれだけ難しい問題が出てこようと、解いてやるぞって気持ちがあれば、なんとかして解こうと努力できるものです。やる前から無理だのなんだの言っていたらできるものもできなくなります。


なので、そういう生徒様にはまずは講師が例題をやってみせ、類題は数字が違うだけだから例題を見ながらでもいいからやってみようと、生徒様にさせてみせ、そしてできたら褒めてあげる。そうしないと人は成長しないのです。


生徒様の気持ちをコントロールするのも塾の仕事であります。常日頃から一挙手一投足をしっかり観察してリアルタイムに対応していくことでサポートできたら良いと考えています。

2019年11月2日土曜日

英会話と塾の違い

来年度から英語が小学校の授業に本格的に取り入れられることになっておりますので、英語の需要が高まっています。


最近の小学生の保護者様とお話をしていると小さいうちから英会話に通わせている方が多いことに気づきます。


英会話の塾というのは話すことがメインで、身近にあるものを英単語で言ってみたり、楽しく英語を学ぶことができます。とっかかりやすいというのが最大のメリットです。
しかしながら、日本の英語教育というのは受験があるのでどうしても長文読解や和文英訳文法理解など書くことを求められます。


学習塾では受験や定期テストでよい成績を取ることを目標にしておりますので、とにかく書かせます。文法事項もいっぱい教えます。これが小学生にとってはとても苦痛なのです。辛抱強くコツコツとやっても結果が見えるのは中1の定期テストになるのでなかなか実力がついているという実感がわきません。


私は小学生のうちに2年くらい英語をやれば中1の範囲全て理解できるようになると信じていますので、とにかく生徒様には今はつらくても後で絶対に得をするということを理解させるように働きかけています。継続は力なり。このアドバンテージをどう考えるかはあなた次第です。

2019年11月1日金曜日

できないことをできるようにする、それが勉強

本日も何件か入塾説明をさせていただき、熱意のある保護者様から色々と質問を受けました。そのうちの印象に残った一つについて書いていきます。


子供ができない問題に当たった時に、どうやって克服していくのか知りたいというものでした。ふつうの考え方なら解答や解説を見てしっかり理解することや繰り返し類題を行って問題に慣れていくことが重要だと思います。


今日の保護者様はたいへん熱心な方で書店で計算ドリルなど問題集を買ってきて、家でもしっかりとやらせているようでした。それでも質問されるということは何かがうまくいっていないということだと感じました。


ただたくさん問題をこなすだけでも十分効果は期待できますが、どの問題を初めにやらせて、子供のわかった、できたを増やしていくのか、問題の選択することが重要で、それができるのがベテランの業ということになります。


ただでさえ苦手な単元なのですから子供の心理状態を推し量って、できそうなものからやってもらう。一つできたら褒める。その調子で次のレベルの問題をやってみる。このような流れで少しずつ苦手を克服していく。この達成感を味わうことができれば、他の教科や異なった様々な問題にも応用できるようになるでしょう。


できないから苦手意識を持つ、やりたくない、そしてあきらめる。この悪循環をどこかで断ち切らなければなりません。最初の一つができるようになるまでやるのが勉強だと思っていますし、一つできたら楽しくなる。さらに上を目指す。好循環するまでの努力は惜しんではいけないと考えています。そのきっかけを与えるのが塾の使命だと思っています。