2019年11月1日金曜日

できないことをできるようにする、それが勉強

本日も何件か入塾説明をさせていただき、熱意のある保護者様から色々と質問を受けました。そのうちの印象に残った一つについて書いていきます。


子供ができない問題に当たった時に、どうやって克服していくのか知りたいというものでした。ふつうの考え方なら解答や解説を見てしっかり理解することや繰り返し類題を行って問題に慣れていくことが重要だと思います。


今日の保護者様はたいへん熱心な方で書店で計算ドリルなど問題集を買ってきて、家でもしっかりとやらせているようでした。それでも質問されるということは何かがうまくいっていないということだと感じました。


ただたくさん問題をこなすだけでも十分効果は期待できますが、どの問題を初めにやらせて、子供のわかった、できたを増やしていくのか、問題の選択することが重要で、それができるのがベテランの業ということになります。


ただでさえ苦手な単元なのですから子供の心理状態を推し量って、できそうなものからやってもらう。一つできたら褒める。その調子で次のレベルの問題をやってみる。このような流れで少しずつ苦手を克服していく。この達成感を味わうことができれば、他の教科や異なった様々な問題にも応用できるようになるでしょう。


できないから苦手意識を持つ、やりたくない、そしてあきらめる。この悪循環をどこかで断ち切らなければなりません。最初の一つができるようになるまでやるのが勉強だと思っていますし、一つできたら楽しくなる。さらに上を目指す。好循環するまでの努力は惜しんではいけないと考えています。そのきっかけを与えるのが塾の使命だと思っています。

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