2019年10月29日火曜日

定期テストの個票からわかることは少ない

今日は依佐美中の中間テストの順位が発表される日でした。そのためか問い合わせも多くありました。


よくありがちな親子間のやりとりを紹介いたします。
母…「テストはどうだった?」 子供…「微妙・・・」
母…「さっさと個票を見せなさい!」 子供…「はーい」
母…「この点数はなんだ!」 子供…「難しかったんだよ。次回は頑張る」


さて、このやり取りを見て、まあいつものことだから仕方ないと思ってしまうのか、何か改善策はあるのかについて考察していきます。


結論から言いますと、これをやってもお互いのストレスが溜まるだけで、かつ何の進歩もないのです。勉強していないから結果が出ていないだけのことですからね。これはお互いに理解しているはずです。


ではどうすれば良かったのか、例を挙げて考えていきます。
まずテストの結果を聞くのは当然のことで、普通に聞いていただいて構いません。(子供の成績に関心を持たないのが一番危ないです。。。)微妙と答えたときに、もっと詳しく聞いてあげる必要があります。基本的にはあまり点数がよくないときに微妙と言ってその場を回避しようとしているのですから、何がどういう風に難しかったの?とか、時間が足りなかったの?とか、などなど子供の意見を引き出す質問をすべきだと思います。
次回は頑張るなどのその場しのぎの台詞は、具体性の欠片もないものですから、そこで怒らずに、じゃあ今後どうしていこうか?とか、何をどれくらいやっていくのか?とか、勉強時間の確保をどうしていくのか?などなど具体的に方針を決めていく必要があります。


解決策をまとめると大人である保護者様が一時の感情に流されずに真剣に子供と向き合って、話し合いをすることです。しかしながら、親子間であることを考えるとどうしても感情的になってしまいがちです。うまくやるコツはとにかく質問をすることです。詰問をしてはいけません。そして、返ってきた答えに対して一度承認することです。承認したうえで、どうしたらうまくいくのかまた質問をしながら考えていきます。感情を排除したコミュニケーションを心掛けていきましょう。


というわけで、結果は結果でもう過去のこと(復習しなくていいとは言っていません)、過去は変えられないので、今後どうしていくのかを常に考えて行動していきましょう。当塾に来てくれたら何かきっかけになるものを与えられるかもしれません。

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