2019年10月24日木曜日

中学生と高校生の違い

先日、高校1年生が塾を探して訪ねてきてくれた時の話です。

中学までは塾に通っていて、塾があったので予習もしましたし、勉強もしていました。宿題も与えられたから言われたことはきちんとこなして学校でもよい成績を取っていました。


中学を卒業すると塾をやめることになりました。高校に入るとまた部活動が始まり、疲れ果て、帰宅すると何もせずに寝てしまいます。こんなことを続けていたら成績がみるみる下がりどうしようかパニックに陥ります。


このような例は珍しくなく、思い返してみると当てはまる方も多いのではないかと思います。なぜこのようなことが起こるのかといいますと、中学生の時に受動的な教育しか受けて来なかったことが原因です。親に言われるから塾に行く、友達がテスト勉強しようと誘ってくれたからとりあえず一緒にやる。テストが近づいてきたので提出物の期限があるからこなす。普通の中学生だったらごくごく当たり前のことに思うかもしれません。


中学生までは義務教育なので上記のようなことでも全く問題はありません。高校生になったら必要なこと、それは能動的な行動です。これを中学生の時からきちんと学んでおけばよかったのです。


上の例を能動的に置き換えてみると、親に言われる前に自分でテストの点数が悪かったので、何かしないといけないと思い親に相談する。テストは個人競技なので友達の誘いにはのらずに一人で計画的に勉強する。テスト前の提出物は範囲が出ていなくても前回のテストが終わった次の単元から今習っているところまでなので、早めに終わらせて、テスト週間に入り部活がなくなったら、すぐにテスト勉強をする。こんな感じです。


さて、どちらが良い結果になるのか明白ではありますが、若いうちにできたほうが良いに決まっていますので、当塾では周りの子にはそうやってやっている子がいるかもしれないとか、テストまでにどんなふうに計画を立てたらよいかとか、普段の勉強の仕方など気づきを常に与えられるように情報を開示しています。

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