2019年12月3日火曜日

模擬試験について

本日は模擬試験についての問い合わせがありました。塾に通っていないのですけど模試だけ受講することは可能ですかというものでした。


当然可能なわけですが、どういった狙いで模試を受験するのかによって模試の意味合いが変わってきます。


今日の子は中1と中2の方でしたので、まずは自分の実力を測ろうとしているのかなと思いました。模試を受ければ自分の苦手な単元などが分かりますので、復習をする目印となります。高校の判定はあくまで目安なので合格率の数字に一喜一憂していても仕方がありませんが冬休み明けテストの予行演習として受験するのは有効かと思います。テストのための場慣れの経験を積むというのも有効ですし、時間配分の経験を積むのも重要です。自己採点の仕方を考えてやることも大切です。こうやって色々と考えて受験すれば価値のあるものになりますが、ただ適当に受けて結果だけ見て終わりという場合は意味を成しません。



受験生の場合はまた違ってきます。志望校内で自分がどのあたりの位置にいるのか、また模試を受験していない受験生の数なども考慮しながら志望校をどこにするのか考えたり、受験本番に向けて入試レベルの問題に慣れていく。自分が解ける問題と解けない問題の区別と見切り、時間配分を考える。どの問題に時間をかけて、どの問題は捨てるのか、特に数学は時間の制約が厳しい教科なので問題の見極めがとても重要。模試終了後は自分のできなかった問題を徹底的に復習し、類題をたくさん解く。そして次の模試に備えるという感じです。


模擬試験は定期テストと違い、範囲が今まで習った部分全体であるので、本当の意味での実力が試されます。テスト前に一夜漬けをしても実力はつきませんので、受験に必要な力を試すにはもってこいのものです。模試がきっかけになって、普段からの勉強の大切さに気付くことができたら良いと思いますね。

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